ワーママ しろくまっこ の日常

日常の些細なコトが気になる一男一女のアラサーワーママ。心地良い暮らしを模索するブログ。

映画「昼顔」の引きずり感が凄い…感想【ネタバレ注意】

こんにちは、しろくまっこです。

 

最近は、夜息子を寝かしつけた後にブログの更新をしていましたが、

昨晩は、録画していた映画「昼顔」を観ました。

映画公開~地上波公開まで早いなぁ~という印象。

 

ドラマの方も毎回観ていた&上戸彩さんを観たい!ということで地上波公開を楽しみにしていました。

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同じ2歳児ママとして 上戸彩の可愛さ&色気に感服!

2015年8月に第一子の女児を出産した上戸彩さん。

年齢は1985年生まれの32歳と私と1個違い・子供は同い年、ということで勝手に親近感を持って応援しています。

特に、今回の映画「昼顔」はママになった上戸彩さんの初主演映画ということもあって、「出産後とは思えない美貌」中心にうっとり!くぎ付けになってしまいました。

少しやせすぎかな?とも思いますが…やっぱり育児と仕事の両立、大変ですよね。

ましてや、「不倫」を題材にしたこの映画。仕事とはいえ、相当な覚悟で挑んだと思います。

 

映画「昼顔」あらすじは?

あらすじについては、映画に詳しい方が各所でまとめてくださってますので割愛します。

www.aboutman7.com

※がっつりネタバレしています

 

私は、これまで映画館に数えるほどしか足を運んだことのない、どちらかというと映画が苦手な人間です。DVD化された後も、基本的に好きな俳優さん、女優さんが出ているものや原作が好きなものしか観ません!ので、私に映画を語る資格は一切ないことを自覚しております。

ただ、昨日観た映画「昼顔」は、実に後味悪く、見終わった後もしばらくその世界観から抜け出すことができなかったので、自分の頭の中をすっきりさせるためにも、映画の観どころとともに、文字に起こさせてもらいます。

 

観どころ①想像以上の映像美と世界観が素敵

 

舞台は美浜市。実際には存在しない地名ですが、ロケ地は神奈川県にある「野比海岸公園」というところだそうです。東京とは違い、街や人々との距離が近く、噂もすぐに広がってしまうような小さな街です。

冒頭は上戸彩演じる紗和がバイト先の面接で、「なんで東京からここに来たの?知り合いでもいるの?」と聞かれ、「海が好きで・・・」バツの悪そうな受け答えをするところから始まります。

「3年前の不倫行為から夫や家、数少ない友人も失い、知り合いがいない街ならどこでも良かった」と紗和は言います。

海岸を自転車で走る画や、賑わう市場の様子、バスで走ると広がる蛍の森…そんな自然豊かな街並みと全く異なるイメージの「不倫愛」が日常的に交差していて、観ている側に終始違和感を感じさせました。

でも、その一つ一つの描写が映画ならではでとても美しく、映画館のスクリーンで観ても絶対にキレイだろうなぁと思いながら観ていました。

LOVE PSYCHEDELICOの挿入歌『Place Of Love』も、かなりいいエッセンスを加えてくれています。調べてみると、この映画のために書き下ろしたのだとか!どうりで、イメージぴったんこです。

 

観どころ②前半のコテコテの不倫劇場と後半に迫りくる不穏感に惹き込まれる

 

ドラマ版から3年の月日が経過し、お互いのいない生活に慣れたはずだった紗和と斎藤工演じる裕一郎でしたが、ひょんなことからまだ巡り合い、離れてはいないお互いの心に気付くのに時間はかかりませんでした。

伊藤歩演じる北野の妻、乃里子と3年前に交わした誓約書を律儀に守ってみせたかと思いきや、やはりエスカレートしてしまう二人の心。

あ~この感じ。ドラマ版を彷彿とさせ、観ていてこちらが恥ずかしくなる、あの感じです。言葉を交わさず、ホタルの森での帰り道のバス内で息を吹きかけた窓ガラスに次回の会う日を書きあう二人。

「木よう」

「3じ」

と、ドラマ版のサブタイトル「~平日午後3時の恋人たち~」もしっかり守ってきています。

そして、乃里子にあっさり気付かれる逢瀬(タイミング悪すぎ!でも、クラクションの演出は予告で知っていながらも観ていてドキドキしました)。

そこから、誓約書一切無視で、会話し、一線も超えてしまう二人も二人です。

 

観どころ③紗和と乃里子への突っ込みどころはやはり満載

 

自分の気持ちに正直すぎる紗和と、相変わらずの勘の鋭さと執念で紗和を追い込む乃里子。

伊藤歩さんの演技もドラマ版と変わらず、「この笑顔はまやかし?本心?」と常に疑心暗鬼になってみてしまいます。

紗和も紗和で、「普通、不倫相手の奥さんにそこまで距離詰めていく?」という行動、今回は裕一郎と乃里子の密会の真相を探るため乃里子の住むマンションへ単身で乗り込んでいく、という一歩間違えば…なヒヤヒヤの行動。私は、いつあの「お茶」を湧かすお湯を顔面にかけられるのか…とヒヤヒヤしていました。

 

「一つだけお願いがあるの」と言って、「離婚したあとも、『裕一郎』って呼んでもいいかしら」と聞く乃里子に、「それは…イヤです。ごめんなさい。」と答える紗和。

「そのくらい妥協しろよ!!!!」と思わず突っ込みを入れそうになります。この時の乃里子の一瞬ゆがんだ表情の後に微笑む伊藤歩さんの演技はすごかった!

無事、熱湯をかけられることもなく、オレンジを切る包丁で刺されることもなく、二人の「和解」、乃里子の「離婚への踏ん切り」のかのように思えた紗和のこの行動でしたが、私にはこの時の女の執念のぶつかり合いが、後の乃里子の暴走の引き金になったと思えてなりません。

乃里子が暴走する直前、やたら、「裕一郎、裕一郎…」と名前を呼んでいましたから。

 

観どころ④ 裕一郎の行動も突っ込み所満載

 

無事、乃里子の両親も離婚を承諾してくれることになり、紗和との結婚への準備を進めていた裕一郎。

「授業のあと、乃里子の家に離婚届を受け取ってくる」と、家を出る裕一郎。

観ているこっちからすると、不穏な予感しかしません。「うん、待ってる」と笑顔で送り出す紗和。「いやいや!最後の最後で信じすぎでしょ!」と突っ込みながらも行く末を見守るしかできない一視聴者の私。

乃里子のマンションに着くと、脊椎損傷で車いすに乗っていた乃里子がすでに歩いている!驚異の回復スピードです。

「最後だし、駅まで送ってく」という乃里子に甘える裕一郎。

もはや、その脇の甘さにため息がでるほどでした。

そして、物語は最悪の方向に…

穏やかに、二人の幸せを願っている、と話す乃里子ですが、ふと自分を優しく見つめる裕一郎を見て、何かが吹っ切れます。

「階段から落ちたのは嘘。あなたを失うのが嫌で、マンションから飛び降りた」

「ええ!7階から落ちてこの回復力?!」と思う隙を与える暇なく、暴走する乃里子のBMW。

「どうして、私じゃなくて紗和さんなの?!教えてよ裕一郎!!!」とスピードを上げる乃里子の脇で為す術もない裕一郎。

その時の回答「自分でもわからないんだ…ただ、紗和が好きなんだ」

この答えこそが、3年前、制裁を受けたにも関わらずまた巡り合い惹かれあった2人の気持ちが単なる「不純な愛を楽しむ」ものではなく、「純愛」だった―と乃里子にも知らしめる決定打となったんじゃないでしょうか。

結局、乃里子はハンドルを切ることなく、ガードレールを突き破ります。

その時、フロントガラスに映る綺麗な打ち上げ花火。

何も知らない紗和は、この打ち上げ花火を裕一郎にも後でみせよう、と本当に幸せそうな表情で写真におさめていました。

(この浴衣姿の上戸彩がとにかくキレイ!映画序盤のやつれた印象とのギャップがスゴイ)

 

見どころ⑤ 「不倫」で裏切られる立場、客観視する立場についても描かれていた

 

平山浩之演じるカフェのオーナー杉崎尚人が出てきた時点で、もしや、この人と新たな恋に発展し、裕一郎との三角関係に?!と画面に出てきた瞬間に思いましたが、じつは杉崎は過去に奥さんに職場の部下と不倫され傷つき、三浜に移り住んできた過去を持つ、「不倫により多くのものを失った被害者」の立場でした。

はじめは、紗和に理解ある態度で距離を詰めてきていましたが、杉崎に心を許した紗和が、W不倫で移り住んだことを打ち明けます。「なかなか奥さんと別れてくれない」と、軽々しく他人に自分の欲求を話す紗和に杉崎は、「お前たちがのうのうと幸せそうにしている裏で傷ついている人がいる。」、「傷つけておいて、気持ちよさそうに軽々しく他人に語っちゃダメ」と感情をぶつけます。

今回のストーリーのキーマンであることには間違いなかったですね。海辺のカフェのオーナーという役柄もピッタリでした。

また、オーナーのカフェで勤める口数は少ないけどやり手そうな女店員。はじめから紗和に対し警戒心を抱いていましたが、W不倫の噂を聞いたとたん、「壊すのは家庭だけにしてほしいね」と吐き捨て嫌悪感をあらわにします。

物語の終盤で、「私も昔、相手のある人を好きになったことがある。一線を越えていないからと言って、夫を裏切っていないとは言い切れない。」「女は、自分の出来なかったことができている女が一番嫌い」などと、最後は紗和を受け入れ、自分の気持ちを掃出します。

 

観どころ⑤後から思い返すと、最大の伏線が物語序盤に

 

再び巡り合ってしまい、裕一郎に心惹かれる紗和が心の中で発した

「いっそ、死んじゃってれば、思い出すこともないのに」という言葉。

これが言霊となってしまい、最終的に命を落としてしまう裕一郎。

これからやっと訪れる二人の幸せの直前に、迎えて最悪の結末。

「結局、不倫は誰も幸せにしない」という監督側のメッセージなのでしょうが、ちょっとやりすぎかなぁというのが正直な感想。

離婚届も提出前だったので、遺体は奇跡に助かった乃里子の元に。

(かたや、即死。もはやサイボーグ)

 

観どころ⑥紗和のその後に、希望が見えたのが唯一の救い

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裕一郎の死を受け入れられず、朦朧とした意識で線路を歩く紗和の視線に、まるでホタルの光の様に光る電車の信号。吸い寄せられるように線路をたどる紗和ですが、赤信号に変わった瞬間脱力し、そのまま線路に横たわります。

見上げた空には、裕一郎と見るはずだったホタルのミルキーウェイの様な星。

手をかざすと、薬指にホタルが止まったような気がしますが、そのまま空へと飛び立ってしまいます。

そこで我に返り、迫りくる電車から間一髪でホームに這いあがる紗和。

「神様、あなたはまた私を強くしました」

と、裕一郎との子供をお腹に宿したことがのちに判明。

裕一郎の遺体は妻である乃里子の元にいき、受け取るはずだった指輪も見つかりませんでしたが、魂は紗和へと宿った―という解釈でいいのでしょうか。

指輪はその後のエンディングで、シンポジウムで裕一郎に質問をしていた男の子によってホタルの森の百葉箱から発見され、一緒にいた女の子の手にはめられます。まるでホタルの光の様なエメラルドのついた指輪でした。

 

まとめ 斎藤工の魅力がすべて悪い?!

 

 私は、不倫擁護派でも、断固拒否派でもないので、そういった目線ではこのドラマも映画も観ていませんでしたが、やはり道徳的に許されない愛。

「出会った順番が…」とかいいますが、「だったら、順番守って身辺スッキリしてからにしたら!」とも思いますが(あれ、やっぱり拒否派かな?)

のっぴきならない事情もあるんでしょうが、私がもし乃里子の立場で、あんな純愛を目の当たりにされたら、一気に裕一郎への愛も覚めて「どうぞ、ご勝手に」ってなりますけどね~。最初から最後まで、乃里子の女の執念を映画でも感じました。

そこまで紗和と乃里子を引き寄せる、裕一郎、いや斎藤工の魅力!ってことでしょうか。

私としては、朝目が覚めると、左手の薬指に絆創膏を貼ってくれていた紗和に、「明日、籍をいれよう」と話す裕一郎の優しい表情にノックアウト!寸前でした(笑)

 

出産予定日間近の方にはおすすめできない映画

 

当たり前ですが(笑)出産予定日を間近に控え、よせばいいのに観たのはこの私です(汗)

観た夜は、あまりに衝撃的な内容で眠りになかなかつけませんでしたが、こうして文字にすることで自分の中の整理がつきました。これで無事出産できそうです。

 

大変、長い中、ここまで読んでくださったそこのあなた。

本当にありがとうございました!